北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美

1920年代から1930年代にかけて,「アール・デコ」と呼ばれるデザイン様式が世界を席巻しました。アール・デコとは,フランス語の「アール・デコラティフ」,すなわち「装飾美術」から派生した呼び名で,より正確には,1925年にパリで行われ,しばしば「アール・デコ博」と称される「現代装飾美術・産業工芸国際博覧会」(Exposition international des Arts decoratifs et industriels modernes)のタイトルが元になっています。アール・デコ様式は,日本の建築,美術工芸品,デザインのさまざまな領域に影響を及ぼし,大正末期・昭和戦前には,わが国に独自の展開も見られました。

本展は,このアール・デコを特徴づけるスタイル,時代精神を表すガラス作品で知られるルネ・ラリック(1860-1945)の仕事を展観するものです。展示作品は,北澤美術館(長野県諏訪市)のコレクション約200点を中心に,日本とラリックのつながりを示す貴重な資料も公開されます。

一般的にラリックと言えば,アール・デコとともに,20年ほど先行する時代のジュエリーでも著名な作家です。今回の場合,ガラス工芸初期の1910年代から1930年代に至る作品群を通じて,工業化社会,新しい都市文明に合致したガラス製品が,どのようにして人々の生活や好み,ものつくりのあり方とともに変わったのか,ひいてはラリックが生きた世紀のキーワードである「近代:モダン」とは何かについて,調度品,食器セット,香水瓶,照明器具,カーマスコット(自動車装飾)など,幅広い作品によって分かりやすく紹介します。

開館時間午前9時30分 ~ 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日毎週月曜日(祝休日は開館)※4月27日[月]、5月4日[月・祝]は開館し,5月7日[木]は休館
観覧料 一般 1,000円(800円) 大学生・高校生 800円(640円) 中学生・小学生 600円(480円) ※( )は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。
※4月1日「市民の日」はメンテナンス期間中につき休館とします。代替日として4月30日(木)、宇都宮市の方は観覧無料となります。保険証など,住所の分かるものをご提示ください。
※毎月第3日曜日(5月17日、6月21日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族が来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります。
主催宇都宮美術館、NHK宇都宮放送局、NHKプロモーション、下野新聞社
特別協力公益財団法人北澤美術館

関連イベント

1.記念講演会①「ルネ・ラリック アール・デコの新時代を切り開いた男」
【日時】4月26日(日)開演:14:00~16:00 開場:13:30
【講師】池田まゆみ氏(本展監修者、北澤美術館主席学芸員)
【会場】宇都宮美術館 講義室
【費用】無料
【定員】先着150名(ただし企画展チケットが必要です)

2.記念講演会②「シャンパンが似合うルネ・ラリックのガラス―朝香宮のアール・デコ」
【日時】5月31日(日)開演:14:00~16:00 開場:13:30
【講師】樋田豊次郎氏(東京都庭園美術館館長)
【会場】宇都宮美術館 講義室
【費用】無料
【定員】先着150名(ただし企画展チケットが必要です)

3.担当学芸員によるギャラリー・トーク
【日時】会期中毎週土曜日 14:00~ 
※企画展チケットをお求めのうえ,中央ホールにお集まりください。
【問い合わせ先】宇都宮美術館 TEL.028-643-0100